韓国政府は、IMF=国際通貨基金が新たに設けた短期外貨融資制度を活用しない考えを示しました。
企画財政部が25日に明らかにしたところによりますと、IMFはこのほど健全な経済政策を運営している新興市場国などを対象に外貨を緊急資金として貸し出す新しい融資制度である「弾力的信用枠制度(FCL)」を創設しましたが、韓国政府はこれを活用しない方針を固めたということです。
企画財政部の高官は、「IMFという言葉は10年前の通貨危機を連想させるので国民がよくない感情を持っているうえ、現在、アメリカと日本、それに中国との通貨スワップ協定によって十分な外貨を確保しているため、IMFの新しい融資制度を活用する必要はない」と説明しました。
IMFは去年10月末、一時的な流動性危機に陥った国が簡単に融資を受けられる緊急融資制度、「短期流動性ファシリティ(SLF)」を設けましたが、利用国がなく、韓国など財政状況が良い国に利用を求めていました。
しかし、その後も利用がなかったため、さらに融資条件を緩和した「弾力的信用枠制度(FCL)」を設置しました。