北韓の弾道ミサイル発射問題をめぐって緊張が高まっている中で、北韓がアメリカに対して、今後の食糧支援を拒否する意思を伝えていたことが17日に明らかにされました。
アメリカ国務省のウッド副報道官はこの日の定例会見で、「北韓が今後アメリカから食糧支援を受けることを望んでいないと通告してきた」と明らかにし、「アメリカは北韓が人道的な支援を拒否したことに大きく失望している」と述べました。
ウッド副報道官はまた、「食糧支援計画は食糧を必要とする北韓の住民を助けるためのもので、支援の拒否は、2008年にアメリカと北韓が締結した協定の履行にも役立つものではない」と指摘しました。
さらに、北韓の食糧事情についてウッド副報道官は、「よい状況とはいえない」と述べ、「北韓に提供する人道的な支援は、6か国協議とは何の関係もない。北韓住民に対する心からの人道的な関心によるものだ」と強調しました。
両国は去年5月、アメリカが1年以内に食糧50万トンを北韓に援助することで合意しており、これまでにおよそ17万トンがすでに供給されて、5月末までに残る33万トンを提供することになっていました。
北韓が食糧支援を拒否した背景について、外交筋は、ミサイル発射を準備している北韓が、アメリカによる制裁をかわす目論見があるのではないかと見ています。