北韓がこのところ、短距離から長距離までのミサイルの戦力を補強しているのに対して、韓国軍は、北韓のミサイルを探知して迎撃する任務に当たる独自の作戦統制所を2012年までに構築する計画を進めていることが確認されました。
これは事実上の韓国型ミサイル防御システムで、完成すれば韓国軍は独自に北韓のミサイルを探知・迎撃するシステムを備えることになります。
韓国軍の消息筋は15日「弾道誘導弾(ミサイル)の作戦統制所(AMD-Cell)の構築計画を3年前から進めており、2012年までに3000億ウォンの予算をかけることにしている」と述べました。
韓国型のミサイル防御体制は2012年までに構築されるミサイル作戦統制所と早期警報レーダー、パトリオット・ミサイルで構成され、作戦統制所は平時は北韓のミサイル施設を24時間監視しますが、有事の際にはミサイル迎撃システムを持つ韓国軍部隊に北韓でミサイル発射の兆候がみられる場所を知らせ、北韓が発射したミサイルの迎撃を命令するなどの任務にあたるものとみられます。
作戦統制システムが探知・迎撃命令を出す北韓のミサイルは、射程距離が500キロの短距離ミサイルのスカッド・ミサイルと、中距離のノドンで、長距離ミサイルのテポドン2号は探知してイージース艦などに迎撃を指示することになります。
そして韓国のパトリオットミサイル部隊が迎撃にあたる予定で、韓国空軍は去年暮れにドイツからパトリオット・ミサイルを導入したのに続いて、今年も追加して導入する計画です。