このほど、北韓を訪れたアメリカの北韓専門家の民間訪問団が8日、ソウル入りし、「北韓はアメリカの新政権の北韓に対する政策を見極めたうえで、対話を再開しようとしているという印象を受けた」と述べました。
アメリカの北韓専門家らで構成された民間訪問団は、今月3日から7日までの5日間、オバマ政権が発足して初めて北韓を訪れ、北韓人民軍板門店代表部のリ・チャンボク代表など北韓の軍部や当局者と合わせて12時間にわたって会談を行いました。
訪問団は8日、北京経由でソウル入りし、このうちアブラモウィッツ元アメリカ国務次官補は、記者団に対して「オバマ政権は山積している課題が多いので、北韓をめぐる問題が優先課題になっていないことを北韓も認識しているようだった。北韓は急がずにアメリカの政策が決まるのを見極めながらも、対話が早期に再開されることを期待しているようだった」と述べました。
アブラモウィッツ元次官補はまた「北韓は核問題の解決には長い時間が必要だとみており、6か国協議の参加国による北韓へのエネルギー支援が終わってから解決に向けて動き出すと強調した」と述べました。
そして訪問団が北韓に滞在中に明らかになった北韓の長距離ミサイル「デポドン2号」の発射実験に向けた動きについて、アブラモウィッツ元次官補は「北韓当局者は少し待ってほしいとして、具体的な返事は避けたが、北韓滞在中に武力を使用するといった脅威的な表現は使っていない」と述べました。