韓国とEU=ヨーロッパ連合はFTA=自由貿易協定の最終的な妥結に向けた8回目の交渉を3月の最初の週にソウルで開催することになりました。
韓国外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長と欧州連合執行委員会のアシュトン執行委員は、19日と20日、FTAの一括妥結を目指して会談した後、共同で記者会見しました。
この席で、金宗フン通商交渉本部長は、「主な争点で双方の意見に歩み寄りが見られた。8回目の交渉は3月の最初の週にソウルで行う予定だ」と述べました。
そして、「今回の交渉で韓国とEUがFTAを締結するまであと一歩というところまで来た。残っている交渉は10%未満と言っても過言ではない」と述べました。
特に今回の交渉で集中的に話し合われた争点は関税の払い戻しで、韓国は中国などから部品を輸入し、完成品を輸出する場合は、部品を輸入した韓国の企業に関税を払い戻しています。
EU側は関税の払い戻しが行われれば、韓国とEUのFTAによって得られる恩恵を第3国に奪われかねないとして関税払い戻しの条項を撤廃するよう強く求めていますが、韓国側は関税の払い戻しを撤廃すれば、中小企業がFTAによって得られるメリットが相殺されかねないため、受け入れられないとしています。
欧州連合執行委員会のアシュトン委員は「交渉がかなり進展したのは事実だが、まだ複雑で難しい争点が残っている。厳しい経済状況の中、国家と企業が最大限効果を得られる協定にするために緊密に協力していく必要がある」との考えを示しました。