銀行の健全性を表すBIS=国際決済銀行の基準による韓国の都市銀行の自己資本比率が一斉に下落したと、金融業界が9日明らかにしました。
金融危機と景気の低迷によって純利益が減ったのに対し、貸し出しや不良債権などの危険資産が増えたためです。
金融業界が明らかにしたところによりますと、国民銀行の国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率は9.7%で、2002年以降初めて金融監督院が「優良」とみなす10%を割り込み、新韓銀行と外換銀行、企業銀行も0.3%から0.9%ポイント下落しました。
これを受けて、アメリカのムーディーズは、外換銀行、国民銀行、ウリ銀行、新韓銀行、ハナ銀行の格付けを下方修正しました。
各銀行は、いまのところ大きな問題はないとしていますが、今後実体経済がさらに悪化し、特に不動産価格が急落すれば、銀行が融資の回収に乗り出し、それが企業倒産や個人破産を招いて結局金融機関に跳ね返ってくる悪循環が懸念されます。
このため、政府は、国策銀行に対する資金の支援を増やすことで、銀行の貸し渋りを防止する一方で、資金繰りの悪化が続く企業に対してはリストラを求めることで倒産を予防する法律の改正を進めるとしています。