先月10月の貿易収支が5カ月ぶりに黒字になりました。
知識経済部が3日まとめたところによりますと、10月の輸出は378億9000万ドル、輸入は366億7000万ドルで差し引き12億2000万ドルの黒字となりました。
今年の貿易収支は、原油や原材料の価格上昇が大きく影響したため赤字が続き、10月の黒字は今年5月に次いで2度目で、これで今年の貿易収支の累積赤字は134億5000万ドルに減るとともに、不安定な為替市場の安定にもプラスになるものとみられます。
主な品目の輸出をみますと、船舶は安定した受注による好調が続いて去年の同じ期間に比べて2倍以上となり、鉄鋼や携帯電話の端末機なども二桁の伸び率となりましたが、アメリカやヨーロッパ市場の景気低迷で、クリスマスの特需が見込めないことが予想されているため、半導体、家電、パソコン、自動車の輸出は軒並み減少に転じました。
政府は今年の残り2カ月の貿易収支は黒字を維持するとみていますが、中国やヨーロッパ向けの輸出がマイナスになるなど、世界的な景気低迷によって輸出は伸び悩んでおり、来年の輸出の展望は明るくないものとみられます。