北韓の核問題をめぐる6カ国協議のアメリカ首席代表であるヒル国務次官補は、平壌で行われた北韓との核申告の検証手続きなどの協議を終えて、3日、陸路、ソウル入りしました。
ヒル次官補はソウルの外交通商部庁舎で、韓国の首席代表の金塾(キム・スク)韓半島平和交渉本部長と会って北韓訪問の結果を説明した後、記者団に「北韓との協議は実質的で長時間に及ぶもので、具体的に踏み込んだ協議だった」と述べましたが、具体的な内容は明らかにできないとしました。
これについて外交消息筋は、「北韓の核計画を一度に検証することは事実上、難しい」と述べて、ヒル次官補は北韓との協議で、寧辺(ヨンビョン)の核施設で製造されたプルトニウムをまず検証した後、高濃縮ウランや核拡散関連はその後に検証するという「分離検証案」を提案し、北韓から前向きな反応を導き出したのではないかという観測が出ています。
ヒル次官補はまた今回の北韓訪問中に、北韓軍の板門店代表部代表ら、北韓軍関係者にも初めて会ったということです。
韓国の金塾韓半島平和交渉本部長は、ヒル次官補との協議の後、「10月中には6カ国協議レベルの協議も必要で、韓米間では必要であれば外相、または首脳同士の協議も行う予定だ」と述べて、ヒル次官補の北韓訪問での結果の中に重要な内容が含まれている可能性をにじませました。
ヒル次官補は4日、中国に向かい、6カ国協議の議長である武大偉外務次官や北京駐在のロシア大使と会った後、アメリカに帰ることになっています。