最近のウォン安傾向が29日はさらに進み、1ドル1188ウォン80銭と、4年9カ月ぶりの最安値となるなど、金融市場の不安が顕著になりました。
週明け29日のソウル外国為替市場は、先週末より8ウォン50銭ウォン安の1ドル1169ウォンで取り引きが始まった後、ドルの買い注文が殺到して、さらにウォン安が進み、結局、終値は先週末より28ウォン30銭もウォン安ドル高の1ドル1188ウォン80銭でおおかたの取り引きを終え、2004年1月5日以来、4年9カ月ぶりの最安値となりました。
ウォン安が進んでいる背景について、関係者は、▼海外からドル買いの注文が続いていることと、▼アメリカ政府が議会に提出して今週中に成立する見通しの金融安定化法案の効果を疑問視する声があること、▼それに韓国政府が為替市場でのドル不足を解消するため、スワップ取引を通じて100億ドルを市場に供給するとしたため、ソウル外国為替市場へ直接介入する余裕が弱くなったことなどを上げています。
このようなウォン安は、この2カ月間だけで180ウォンあまりも進んでおり、原油価格や原材料価格の安定といった経済にとっての好材料も、ウォン安でその効果が相殺されたうえに、国内物価を上昇させるのではないかと憂慮されています。
物価の上昇は家計の実質所得の減少につながり、内需が萎縮して、景気が鈍化する可能性もあることから、国際金融市場だけでなく、韓国経済にどこまで悪影響を及ぼすか懸念されています。