北韓が寧辺の核施設を再稼動させる動きを見せていることに対し、アメリカ政府は強い懸念を示しています。
アメリカ国務省は、北韓がIAEA=国際原子力機関に対して寧辺の核施設に施された封印を解除するよう求めたことを非常に深刻に受け止めているとし、強い懸念を示しました。
国務省は北韓の動きに対抗して北韓への重油の提供を中断する可能性については、「まだその段階ではない」として、事態を見守っていくことにしています。
また、ホワイトハウスによりますと、ブッシュ大統領と中国の胡錦涛国家主席は22日電話会談を行い、今回の事態に懸念を示すとともに、北韓に対して非核化に向けた6カ国協議の合意事項を順守させるために協力していくことで一致したということです。
北韓の今回の動きについては、6カ国協議の参加国である韓国とアメリカ、それに中国の外相がニューヨークで相次いで会談を行い、対応策を話し合いました。
韓国外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は、とりあえず北韓に対するエネルギーの支援は継続されるが、北韓が核施設の復旧に本格的に乗り出せば、エネルギーの供給を中断する可能性もあるとしています。
韓国、アメリカ、中国の3カ国は、北韓に対して核施設の復旧を思いとどまるよう説得していくことにしていますが、北韓を説得する有効な手立てがないことから、当分の間、事態の悪化は避けられないものと見られます。