イギリス系銀行大手のHSBCは19日、韓国外換銀行の買収を取り止めることにしたと発表しました。
HSBCは去年9月、韓国外換銀行の大株主であるアメリカ系投資会社のローンスターとの間で、韓国外換銀行の株式51%を買収することで合意していました。
両社の合意の期限は今年7月31日まででしたが、韓国の金融監督委員会はローンスターの韓国での業務に法的な問題があるとして両社の合意を承認せず、期限が過ぎていました。
HSBCは、「世界の金融市場の現状や韓国外換銀行の資産価値など、すべての関連事項を検討した結果、買収の合意を取り消す権利を行使することにした」と発表しました。
HSBCは、韓国の金融当局による承認が遅れている中で、世界的な金融不安が重なって、買収を取り止めたものと見られます。
一方、韓国外換銀行の労働組合は、金融当局の承認が目前に迫っていたにもかかわらず、HSBCが世界的な金融不安を理由に一方的に買収を取り止めることにしたのは納得できないと批判しました。
韓国外換銀行の労働組合とHSBCは7月、HSBCが韓国外換銀行を買収することを前提に、職員の雇用を保証することや海外支店を維持することなどで合意していました。