9月3日は、第45回放送の日です。
李明博大統領は、2日夜に行われた祝賀パーティーに出席して演説し、「放送は文化を創り出すだけでなく、新しい成長を作り出す経済の中心に立たなければならない」と強調しました。
李明博大統領は、また「放送は言論の中心となる媒体であり、時代の変化をリードする文化産業としての地位を高めている」と評価し、「放送と通信の融合時代を迎え、いまや放送は新しい役割が求められている」と強調しました。
そのうえで李明博大統領は、放送の発展に向けた政府の確固たる意思を表明し、規制や制度を合理的に改善して放送産業の競争力を高めていく方針を打ち出しました。
これについて野党民主党は、李明博大統領の発言は、いまの放送法で禁止されている新聞社が放送を兼業できるようにするとともに、財閥によるメディアへの進出を合理化するものだとして強く批判しました。また野党の民主労働党も、政府の放送掌握が具体化しているとして、警戒感を示しました。