障害のある人たちのスポーツの祭典「北京パラリンピック」に参加する韓国の選手団が29日、ソウルオリンピック公園で結団式を行いました。
9月6日に始まる北京パラリンピックに、韓国はアーチェリーや射撃、テニスなど13の競技に選手78人と役員54人の合わせて132人が参加し、金メダル13個などを獲得して総合成績で14位に入ることを目指しています。
結団式で、李明博大統領は文化体育観光部の申載旻(シン・ジェミン)次官が代読したメッセージで「北京オリンピックに参加した体の不自由な外国人選手2人を思い出します。障害にくじけずオリンピックに出場した精神は、障害も国家の壁も乗り越えました。韓国の選手のみなさんもこれまで流した汗が実ることを祈ります」と激励しました。
また韓昇洙(ハン・スンス)国務総理は、体の不自由な選手がメダルをとった際の年金を、健常者のメダリストと同じ金額に引きあげるなどして、支援をさらに強化する考えを示しました。
選手団は9月1日に北京に向かいます。