国防部は年末に発刊する国防白書に、北韓軍が、実際の脅威だと表現する内容を含むことを検討している模様です。
国防部が28日発表したところによりますと、国防白書の中で、北韓をどのように表現するかについて、「北韓の実体とそれに対応する韓国軍の態勢には変わりがない」として今年の国防白書では、「北韓軍が実際の脅威の対象であることを明確に表現する」としています。
しかし南北が激しく対立していた頃に使っていた、「主な敵」、「主敵」という表現は使わないものとみられます。
韓国軍は、1994年に板門店で開かれた南北会談で、北韓の代表が「戦争が起こるとソウルは火の海になる」と脅迫したことがきっかけとなって、1995年の国防白書から北韓を「主敵」と表現していましたが、金大中政権が発足して北韓に対する包容政策が取られてから、2005年から「主敵」という表現は使われていません。
しかし北韓の景勝地金剛山で、韓国人の観光客が北韓軍兵士によって射殺される事件が起きたほか、このほど脱北者を装った北韓の女スパイが摘発される事件があったため、国防白書に「主敵」という表現を盛り込むべきだとする声が、与党の国会議員あんど保守派から出ています。