北京オリンピックの閉会式が、24日夜9時から北京の国家スタジアム、通称、鳥の巣で「和合と友情と喜び」をテーマに2時間かけて繰り広げられ、17日間燃え続けていた北京オリンピックの聖火が静かに消えました。
各国の選手たちは閉会後のアトラクションに参加し4年後のロンドンでの再会を約束しました。
閉会式は、開会式と同じ204の参加国の旗手が2手に別れてそれぞれの国旗を掲げて入場し、そのあとに大勢の選手が入場しました。
韓国は、ウエイトリフティング女子の75キロを超えるクラスで世界記録を更新して金メダルを獲得したチャン・ミラン選手(25)が太極旗を掲げて入場しました。
北韓は、ウエイトリフティング女子63キロ級で金メダルを取ったパク・ヒョンスク選手(23)が旗手となりました。
また今回、選手投票で新しいIOC委員に選ばれた韓国の文大成委員も中国の少女の手を引いて入場し、ボランティアの代表に感謝の花束を手渡しました。
閉会式は、開会式同様、チャン・イーモウ監督が演出を手がけ、3幕の構成に7000人が出演する雄大な規模で行われました。
オリンピックの旗は、郭金龍北京市長からIOC=国際オリンピック委員会を経て、4年後の2012年開催都市ロンドンのボリス・ジョンソンロンドン市長に引き継がれ、サッカー界のスーパースター、イギリスのベッカム選手がロンドンをアピールする8分の映像が披露されました。
今大会、開催国中国は3大会連続トップだったアメリカを抜いて金メダル51で初めての総合1位となり、次の開催国のイギリスは金メダル19で4位となりました。
また韓国は、これまでで一番多い金13、銀10、銅8を獲得して、堂々7位となりました。