北京オリンピック9日目の16日、韓国はウエイトリフティング女子の75キロを超えるクラスでチャン・ミラン選手が金メダルを追加して、総合順位4位を守っています。
チャン・ミラン選手は16日、北京航空宇宙大学体育館で行われた女子75キロ級を超えるクラスに出場し、まず、スナッチで、これまでの世界記録より1キロ重い140キロを持ち上げて世界新記録を達成し、続いてジャークでも記録を2回塗り替えて最高186キロを持ち上げ、合計326キロの世界新記録で金メダルを獲得しました。
チャン・ミラン選手は、2004年アテネオリンピックでは惜しくも銀メダルにとどまりました。
その後、2005年から世界選手権3連覇を果たしていましたが、世界新記録は樹立できず、今回の北京オリンピックでは金メダル獲得とともに世界新記録への挑戦が期待されていました。
韓国は、ウエイトリフティングで先に男子77キロ級のサ・ジェヒョク選手が、金メダルを獲得しており、今回チャン・ミラン選手が2個目の金メダルをもたらしました。
一方、野球は、16日夜、1次リーグの4試合目で、宿命のライバル同士の韓国日本戦が行われ、韓国は6回裏、日本に2点を先制されていたものの、7回表、同点に追いつき、その後さらに3点を追加して結局、5対3で勝ちました。
野球の1次リーグは8チーム総当たりで行われ、上位4チームが準決勝に進むことになりますが、これで韓国は3連勝を飾り、17日中国戦と、18日台湾戦、19日キューバ戦、20日オランダ戦を控えているものの準決勝進出に一歩近づくことになりました。
またバドミントンでは、ミックスダブルスの準決勝で、韓国のイ・ヨンデ/イ・ヒョジョン組が世界ランキング3位で韓国より7ランクも上のインドネシアのフランディ・リンペレ/ビタ・マリッサ組を2対1で破り、決勝進出を果たしました。
これに先立って行われたバドミントンの男子ダブルス3位決定戦では、韓国のイ・ジェジン/ファン・ジマン組は、デンマークのラース・ポースケ / ヨナス・ラスムセン組に2対1で逆転勝ちし、銅メダルを獲得しました。
そして卓球女子団体は、16日3位決定トーナメント2回戦が行われ、韓国はアメリカに3対0で勝って銅メダル獲得まであと1勝としました。
韓国は17日、銅メダルをかけて日本と3位決定戦に臨みます。
さらにハンドボール男子予選リーグは、16日、韓国がアフリカの強豪エジプトを下して3連勝を果たし、準々決勝に進出しました。
これで韓国は大会9日目の16日を終わって、金メダル7つ、銀メダル9つ、銅メダル4つを獲得し、総合成績4位を守っています。
17日は、バドミントンミックスダブルス、卓球の女子団体で、メダル獲得が期待されています。