北京オリンピック8日目の15日、韓国はバドミントン女子ダブルスとアーチェリー男子個人で銀メダルを追加しました。
このうちバドミントン女子ダブルスで決勝に進出した韓国のイ・ヒョジョン/イ・ギョンウォン組は、中国の于洋/杜セイ組と対戦しましたが、イ・ギョンウォン選手が左足首のけがで本調子を発揮できず、セットスコア0対2で敗れ、銀メダルを手にしました。
これに先立って行われたアーチェリー男子個人でも、韓国は銀メダルを獲得しました。
世界ランキング3位のパク・ギョンモ選手は、決勝でウクライナのビクトール・ルーバン選手と対戦し、5回連続で10点を射るなど安定したプレーを続けましたが、結局112対113のわずか1点差で敗れ、銀メダルを手にしました。
パク・ギョンモ選手はこの試合を最後に引退すると発表しました。
これで韓国はアーチェリーの団体戦では男女ともに金メダルを獲得しましたが、個人戦ではいずれも決勝で1点差で敗れました。
バドミントンの男子シングルスでは、世界ランキング10位のイ・ヒョニル選手がマレーシアのチョンウェイ・リー選手にセットスコア1対2で敗れ、決勝進出はなりませんでした。
柔道では、女子の78キロを超えるクラスでキム・ナヨン選手(20)が5位に入賞しました。キム・ナヨン選手は、15日に北京科学技術大学体育館で行われた3位決定戦で、スロベニアのルシージャ・ポラウダー選手と対戦し、途中に受けた指導を挽回できず、メダル獲得には届きませんでした。
男子100キロを超えるクラスのキム・ソンボム選手は2回戦でエストニア選手に一本負けしました。
女子ハンドボールで韓国はブラジルに32対33のわずか1点差で敗れ、初の黒星となりました。
競泳では男子1500m自由形に出場したパク・テファン選手は決勝進出を果たせませんでした。
馬術の馬場馬術個人では韓国選手として唯一出場したチェ・ジュンサン選手は46位となり、上位25人が進む2次予選に進出できませんでした。予選の後、チェ・ジュンサン選手は「オリンピックの出場権を獲得するために、この1年間無理をして試合ではコンディションの調節に失敗したようだ。次回のオリンピックに向けてまたがんばりたい」と述べました。
これで韓国は大会8日目の15日までに、金メダル6つ、銀メダル9つ、銅メダル3つを獲得し、総合成績で4位となりました。
16日はウエイトリフティング女子の75キロを超えるクラスでチャン・ミラン選手が金メダルとともに世界新記録の更新を目指し、また野球では日本と対戦します。