北京オリンピック5日目の12日、韓国は射撃で金メダル1つ、競泳と男子柔道で銀メダル2つ、レスリングで銅メダル1つを追加し、合わせて金メダルが5つ、銀メダルが6つ、銅メダルが1つで、総合成績が3位となりました。
まず射撃の男子50メートルピストル決勝で、韓国のチン・ジョンオ選手(28)が合計660.4点で、北韓のキム・ジョンス選手を0.2点の差で抑え金メダルを獲得しました。チン・ジョンオ選手は、男子エアピストル決勝では銀メダルを獲得しており、これで2つ目のメダル獲得となりました。韓国の選手が射撃で金メダルを取ったのは1992年のバルセロナオリンピック以来16年ぶりです。
また競泳の男子200メートル自由形決勝では、パク・テファン選手(19)が、1分44秒85のアジア新記録をマークして銀メダルを獲得しました。
パク・テファン選手は、400メートル自由形の金メダルに続いて、200メートル自由形でもアジア新記録を出しました。
さらに柔道男子81キロ級のキム・ジェボム選手が、銀メダルを追加しました。
キム・ジェボム選手は、北京科学技術大学体育館で行われた決勝戦で、2005年ヨーロッパ選手権大会チャンピオンのドイツのオレ・ビショフ選手につり込み足で有効を取られ、惜しくも銀メダルに留まりました。韓国は、60キロ級でチェ・ミンホ選手(27)が金メダル、73キロ級でワン・ギチュン選手(20)が銀メダルを獲得しており、柔道で3個目のメダル獲得となりました。またレスリングのグレコローマンスタイル55キロ級のパク・ウンチョル選手は、準決勝でロシアのナジル・マンキエフ選手に敗れた後、3位決定戦でイランのハーメド・スーリヤン選手に2対0で勝ち、銅メダルを獲得しました。
2大会連続金メダルに挑戦していたグレコローマンスタイル60キロ級のチョン・チヒョン選手は準々決勝でカザフスタンのヌルバキト・テンギズバエフ選手に敗れました。
体操男子団体は、5位にどとまりました。
これで韓国は、連日金メダルを獲得するなど、これまでに合計で金メダル5つと銀メダル6つ、銅メダル1つを獲得し、総合成績で3位になっています。
韓国は明日13日は、アーチェリーの男子個人と、ウエイトリフティング男子77キロ級、レスリング男子グレコローマンスタイル66キロ級でメダル獲得を目指します。