北韓の軍当局は3日、北韓の景勝地・金剛山で起きた韓国人女性観光客銃撃事件に関する特別談話を発表し、真相究明を求める韓国に対して「われわれと対決しようとしている」などと主張し、この地区にいる不必要な韓国人を追放するとともに、この地区でのささいな敵対行為に対しても強い軍事的措置を取る方針を明らかにしました。
朝鮮中央テレビによりますと、北韓は、朝鮮人民軍の金剛山地区軍部隊報道官が発表した談話で、事件と関連した各種の疑惑を否定するとともに、死亡した女性観光客の遺体を事件現場で韓国側の関係者に引き渡したことで十分であり、真相を究明するための現地調査には応じない意向を改めて強調しました。
ただ北韓は、金剛山観光や開城観光そのものを中止するとは言及しておらず、北韓としても破局は望まない姿勢をほのめかしましたが、膠着状態が続いている南北関係は当分の間、回復が困難な情勢です。