忠清南道泰安半島沖合いの西海で、海底に埋まっていた高麗青磁が大量に引き上げられました。
木浦近郊の国立海洋遺物展示館は、26日、泰安半島沖合いの海底から高麗青磁515点を引き揚げたと発表しました。
この付近では、去年の夏も海底から大量の高麗青磁が発見されており、今回は漁船の網に青磁のかけらが入っていたのがきっかけで引き上げ作業が行われていました。
引き上げられた高麗青磁は、12世紀後半から13世紀前半のものとみられる皿や杯などいろいろな器だということです。
国立海洋遺物展示館では、泰安の沖合いは昔から潮流が早く船の沈没が多い所で、最近、周辺の地形に変化が起きて海底に沈んでいた高麗青磁が露出するようになったのではないかと説明しています。