北韓の景勝地、金剛山で韓国の女性観光客が北韓軍の兵士による銃撃を受けて死亡した事件で北韓が共同調査を拒否したことについて、政府は13日、北韓に対して責任ある措置をとるよう重ねて求めました。
政府はこの中で、「死亡した女性は当日の午前4時半にホテルを出ていることが、ホテルの監視カメラで確認されている。北韓の説明だとホテルを出てから死亡するまでの時間は20分だが、50代の女性がスカートをはいて3.3キロに及ぶ砂浜をわずか20分で移動したことになり、納得できない」として、こうした疑惑を解明するために、南北当局による共同調査が必要なので、北韓側に共同調査に応じるよう強く促しました。
政府はまた2004年1月に南北が結んだ金剛山の出入りと滞在に関する合意書の内容を示し、北韓側の行きすぎた対応があったのではないかと指摘しました。
南北が結んだ合意書によりますと、第10条に「北韓は韓国人の身体・住居・個人財産の不可侵権を保障する。韓国人が金剛山で法律に違反した場合、北韓は行為を中止させた後、調査し、対象者の違反内容を韓国側に通報し、違反の度合いに応じて警告や罰金、あるいは韓国側に追放する」としており、「厳重な違反行為に対しては南北の合意で処理する」ことになっています。
政府は統一部や関係機関の専門家による合同調査団を設けて真相究明に乗り出す方針です。
ところで、合同参謀本部のイ・ソンホ作戦部長が金剛山で起きた事件について、大統領府、青瓦台に一時、病死したものとみられると報告していたことが分かりました。