北韓への食糧支援を再開したアメリカから、最初の貨物船が北韓に到着し、荷役作業が始まっていますが、北韓は、韓国による食糧支援は、政府だけでなく民間団体からも拒否する方針です。
統一部は、先月、板門店にある赤十字社を通じて、5万トンのトウモロコシを支援する用意があると北韓側に伝えていましたが、先週になって、北韓の実務当局者が「支援は受けない」と返答してきたということです。
統一部は、トウモロコシの引渡しの場所や時期、方法などは北韓に委ねるとして食糧支援に積極的な姿勢をみせましたが、北韓は、韓国側の態度には誠意が感じられないとして、政府だけでなく民間団体からの支援も受け入れるつもりはないという立場をみせています。
北韓は、「通美封南」すなわちアメリカとの関係改善には積極的に乗り出しながらも、北韓への融和政策の見直しを掲げる韓国の李明博政権に対しては強硬な態度を取り続けており、食糧支援の拒否もそうした方針の一環だとみられます。
統一部は、とりあえず北韓の反応を見守りながら、WFP=世界食糧計画が北韓で行っている食糧調査の結果を踏まえ、今後支援していくかどうかを決めることにしています。