国連は、今月28日に北韓の首都、平壌市を通過する北京オリンピックの聖火リレーに国連の職員を走者として参加させない方針を決めたと、イギリスのサンデータイムズが7日、報道しました。
それによりますと、北韓の平壌市内で今月28日に史上初めてオリンピックの聖火リレーが行われますが、国連は、これが北韓政府の宣伝に悪用される可能性があるとして懸念を示し、国連職員の聖火リレーへの参加をボイコットすることにしたということです。
これについてサンデータイムズは、国連が平壌での聖火リレーをボイコットするのは、北韓政権に対する非難であると同時に、IOC=国際オリンピック委員会を困惑させる行為でもあると報じています。
一方、ユニセフ=国連児童基金もこのほど声明を出し、平壌市内での聖火リレーに参加しない方針を明らかにしました。