北韓の核問題をめぐる6カ国協議でアメリカ首席代表をつとめるヒル国務次官補は、北韓が今月末までに核開発計画の完全な申告をすることを期待していると述べました。
ヒル次官補は7日、ニューヨークのコロンビア大学で講演した後、「北韓の申告が遅れると非核化の手続きも遅くなる」と述べ、1年も残っていないブッシュ政権の任期中に北韓の核放棄を実現するには、今月中に北韓が核計画の完全な申告を行うことが重要だという考えを示しました。
北韓の核問題については2005年9月の6カ国協議で、北韓はすべての核兵器と核計画を断念する代わりに経済的・外交的な補償を受けることで合意しています。
しかしウラン濃縮による核計画の疑惑まで申告を求めるアメリカと、ウラン濃縮については計画そのものがないとする北韓との意見の隔たりは埋まらず、申告期限だった去年末が過ぎても平行線をたどったままになっています。