韓国に現存する最も古い劇映画「青春の十字路」が4日、韓国映像資料院によって公開されました。
劇映画「青春の十字路」は日本植民地時代の1934年にアン・ジョンファ監督によって作られたもので、これまで最古の韓国映画とされていた1936年の「迷い夢」より2年早く制作された無声映画です。
韓国映像資料院は去年7月、匿名の映画関係者からこの映画のオリジナル・フィルムの寄贈を受けて、日本の復元現像所で復元作業を進めた結果、9本で構成されている映画フィルムのうち1本を除く73分の映像を復元することに成功しました。
劇映画「青春の十字路」は農村出身の若者がソウルに上京して、都会の文明と消費文化を経験する中で起きる冒険と愛を描いた無声映画で、当時の映画スターが大勢出演しているということです。
韓国映像資料院はこの映画を、今年5月に開館する映像資料院の開幕作として上映する予定です。