ハンドボールの男子アジア選手権で、韓国はクウェートを破って、8年ぶりに優勝しました。
イランで行われた第13回アジア男子ハンドボール選手権大会で、韓国は26日、アジアハンドボール連盟の会長国であるクウェートと決勝戦で対戦しました。
去年9月の北京オリンピック予選などで偏った判定が問題となったため、世界ハンドボール連盟が派遣した審判によって行われた決勝戦で、韓国は新人の活躍が目立ち、前半を15対9とリードしました。
後半に入って韓国はクウェートの反則に苦戦し、後半10分頃には激しい反則で退場となったクウェートの選手が審判に激しく抗議して審判の腕を傷つける場面も見られました。
しかし韓国は終始、試合をリードし、26対21でクウェートを破って、2000年の大会以来、8年ぶりの優勝を果たし、来年、クロアチアで行われる世界選手権への出場権も獲得しました。
試合の後、韓国のキム・テフン監督は「先の北京オリンピック予選のやり直しなどで選手たちの体力は消耗しているが、精神力で戦った。去年9月のオリンピック予選で偏った判定によって負けたクウェートに正々堂々と勝つことができてうれしい」と語りました。