北韓による核開発計画の申告が期限を過ぎてもまだ行われていない中で、アメリカと中国の関係者が相次いで北韓入りすることになり、膠着状態が続いている6カ国協議の再開に突破口を開くかどうか、注目されています。このうち北韓の寧辺(ヨンビョン)にある核施設を検証する実務チームの団長を務めるなど、去年数回にわたって北韓入りしたアメリカ国務省のソン・キム韓国課長は、北韓入りに先立って29日、韓国を訪れました。
ソン・キム韓国課長は空港で記者団に対して「今回の北韓訪問は6カ国協議の進展が目的で、2-3日滞在する予定だ」とした上で「北韓はすべての核計画について完全で正確な申告をしなければならない」と述べ、これまでのアメリカ政府の立場を改めて強調しました。
ソン・キム韓国課長は韓国を訪問中に外交通商部の関係者らと会って、6カ国協議の再開などについて意見を交わした後、北京経由で、31日に北韓入りし、米朝間の最大の争点となっている北韓の高濃縮ウランを申告内容に含めることをめぐって北韓当局と協議するものとみられています。
そしてソン・キム韓国課長の北韓訪問によって核問題に進展がみられれば、ライス国務長官が来月下旬に予定しているアジア歴訪の際に北韓を訪問する可能性もあるという観測も出ています。
一方、中国の王家瑞対外連絡部長が胡錦涛国家主席の特使として29日に北韓入りし、足踏み状態となっている6カ国協議の再開に向けて北韓と協議することになっています。