経営が悪化して存続が危ぶまれているプロ野球の現代ユニコーンズについて、去年、設立されたばかりの「センテニアル」という会社が新しい球団を作る形で引き受けることになりました。
現代ユニコーンズは去年から深刻な経営難に陥り、韓国野球委員会が農協やKTなどと球団売却の交渉をしましたが、いずれも失敗し、今シーズンのプロ野球は7球団で試合が行われるのではないかと心配されていました。
こうした中で、韓国野球委員会は30日、ベンチャー・キャピタル、創業まもないベンチャー企業に投資する会社の「センテニアル」という投資会社と、新しい球団を作る形で契約を結び、本拠地はソウルに構えることになりました。
事実上、現代ユニコーンズをほとんど引き受ける形で球団経営に乗り出す「センテニアル」は、去年7月に資本金5000万ウォンで設立されたベンチャー企業に投資する会社で、今後、球団は選手のユニフォームに募集したスポンサーの社名広告を入れたり、球団名にスポンサーの社名を使うなどして運営資金を調達することにしています。
このようにプロ野球の球団が大企業ではなく、ベンチャー・キャピタルによって、しかもスポンサーを募集する方法で運営されるのは韓国では初めてで、今後、新球団が韓国野球委員会の理事会や球団主の総会で承認を得て、正式に発足できるかどうか注目されます。