北韓の核問題をめぐる6カ国協議でアメリカの首席代表を務めるヒル国務次官補は、北韓が保有しているプルトニウム50キロを廃棄しなければ、アメリカとの国交正常化や韓半島での平和体制の論議などはできないという見解を示しました。
ヒル次官補は16日、ワシントンでの講演で北韓の核施設について「年内に核施設の廃棄を終え、来年からは北韓が自国の核兵器開発計画で抽出したプルトニウム50キロを全部廃棄するという最後の段階に入る計画だ」と強調しました。
そしてヒル次官補は廃棄の対象として論議の的になっているウラン濃縮について「北韓は保有しているいかなる核計画も年内には完全に断念すると信じており、そう信じる根拠がある」と述べました。
ヒル次官補はまた「北韓が保有しているプルトニウム50キロが今後の6カ国協議の中心議題になるだろう。北韓がプルトニウムの廃棄を最終決定しないうちには、アメリカは北韓との国交正常化はできず、提供する経済支援なども制限され、北韓の国際機関への加盟もできなくなる」と強調しました。
ヒル次官補が北韓の核兵器の廃棄内容と手続きについてはっきりと言明したのは初めてで、今後、北韓の核問題について6カ国協議や6カ国の外相会談などの場で北韓とさらに具体的に協議していく考えを示唆したものと受け止められます。