今年で12回目を迎えた釜山国際映画祭が12日、閉幕ましたが、観客は19万8000人と、歴代で最多となりました。
釜山国際映画祭の事務局は12日、釜山で記者会見して今年の映画祭を総括しました。
それによりますと、今年の映画祭には世界64の国と地域から271本の映画が出品されて、770回の上映が行われ、合わせて19万8603人が訪れたということで、観客はこれまで最も多くなりました。
また映画祭の期間中にフィルムの販売を促進するために開いたアジア・フィルム・マーケットには50カ国から460社が参加しました。
事務局の関係者は「不法ダウンロードの根絶キャンペーンを行ったのが観客の増加につながったと思う。しかし映画祭の途中に運営や場内の水漏れなど施設の不備、それに式典がうまく進まず、世界的な映画音楽の作曲家エンリオ・モリコーネ氏など関係者に不愉快な思いをさせたことなどが今後の課題となった」と語りました。