北韓を訪れている盧武鉉大統領は、金正日国防委員長と3日午前に続いて午後、2回目の南北首脳会談に臨みました。
会談は盧武鉉大統領の宿舎である迎賓館の百花園招待所で行われており、予定より早い午後2時20分に始まりました。
会談の中で金正日国防委員長は、首脳会談の日程を1日延長するよう要請し、これについて盧武鉉大統領は「関係者と検討したい」と答えました。
これに先立って1回目の南北首脳会談が午前9時34分から11時45分までおよそ2時間10分にわたって行われました。
盧武鉉大統領は午前9時半前に百花園招待所に到着した金正日国防委員長を出迎え、両首脳は盧武鉉大統領の陸路による北韓訪問と平壌での1日の感想、それに北韓がこの夏に受けた洪水による被害などについて話を進めながら、会場に向かいました。
今回の首脳会談では2000年に行われた初めての首脳会談の当時とは違って、北韓の要求で、平壌に派遣されている韓国の共同取材班による取材は認められず、大統領府、青瓦台の担当者が撮影した映像が一部公開されました。
それによりますと、会談の冒頭、盧武鉉大統領が「2日は平壌市民の熱い歓迎を受け、うれしく思いました。特に金正日国防委員長自らお出迎えくださり、ありがとうございました」と謝意を表明しました。
これに対して金正日国防委員長は固い表情を見せていた前日とは対照的に「大統領がいらっしゃる時に、患者でもないのに、家にいるわけにもいかないでしょう」と答えて笑いを誘い、一部で出されている健康悪化説を間接的に否定しました。
首脳会談には、韓国側から権五奎(クォン・オギュ)経済副総理、李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官、金萬福(キム・マンボク)国家情報院長、大統領府青瓦台のペク・ジョンチョン安保室長が、また北韓側からはキム・ヤンゴン統一戦線部長が出席しました。
盧大統領と金正日国防委員長は会談で北韓の核問題と南北間の軍事的な緊張緩和など韓半島の平和体制について協議することが予想されます。
また権五奎経済副総理が出席していることから両首脳は開城工業団地や南北縦断鉄道、それに北韓の金剛山観光など南北の経済協力事業の持続的な発展に加えて、北韓に第2の工業団地を建設することや経済特区を開発することについても協議する可能性があるとみられます。
南北の首脳は3日の首脳会談の後に行う予定だった植樹行事をは4日に延期し、さらに3日午後に盧武鉉大統領が観覧する予定の北韓のマスゲーム「アリラン」の公演も平壌に雨が降っているので、観覧するかどうかが不透明となっています。