北京オリンピックの出場権がかかった男子ハンドボールのアジア予選で不公正だとして問題となっている審判判定について、韓国と日本はともにIOC=国際オリンピック委員会に提訴することを決めました。
韓国と日本は、大会が開かれている愛知県豊田市で会議を開き、アジアハンドボール連盟が中東の審判を利用して会長国であるクウェートに有利な判定を出した例を集めて、IOCに報告することにしています。
また来年2月に開かれる男子のアジア選手権大会では、東アジアと西アジアが別々に大会を開いて1位になったチーム同士が第3国で最終戦を行う方式をとるよう、アジアハンドボール連盟に強く求める予定です。
アジア予選には、韓国をはじめ、日本、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦の5チームが参加し、総当たりのリーグ戦を行って、1位になったクウェートがオリンピックの出場権を獲得しています。
韓国と日本は6日午後の対戦で、勝った方が2位となり、オリンピックの出場権がかかった来年の世界最終予選に出場することになります。
6日の韓日戦の審判は、ドイツ人が務めることになっています。