イギリス系の金融グループHSBCが韓国外換銀行を買収することで、アメリカの投資ファンド「ローンスター」と合意しましたが、承認の権限を持つ韓国の金融監督委員会は、これを認められないとする立場を取っています。
HSBCは3日、ローンスターが保有している韓国外換銀行の株51.02%を63億ドルで引き受けることをローンスターと合意したと発表しました。
HSBCは、株の買収が来年1月末までに完了すれば、ローンスターに63億1700万ドル、韓国ウォンでおよそ6兆ウォンを支払い、1月31日以降に取り引きが完了すれば1億3300万ドルを追加で支払うことで合意しました。
HSBCとローンスターとの取り引きが成立するには韓国の金融監督委員会や公正取引委員会の承認が必要で、株の買収承認のための申請書が来年1月末までに金融監督委員会に提出されなければ、ローンスターは契約を解除することになると主張しています。
これについて金融監督委員会は、買収承認申請書が提出されても、2003年にただ当然で外換銀行がローンスターに売却された疑惑をめぐる裁判所の最終判決が出るまで外換銀行を再び売却することは承認できないとする立場を再確認しました。
ローンスターは去年5月に韓国最大手の国民銀行に外換銀行を売却することで合意していました。
しかし2003年にローンスターが外換銀行を買収した際、自己資本比率を改ざんして不当に買収資格を得たという疑惑が浮上したために、検察当局が当時の外換銀行の幹部を起訴し、ローンスターは国民銀行への売却を断念していました。