北韓はこの夏、大雨によって200人を超える死者と30万人の被災者が出るなど、大きな被害を受けたため、国連の世界食糧計画(WFP)やユニセフに緊急支援を要請しました。
これについて世界食糧計画のトニー・バンベリーアジア本部長は、北韓の被災者に対する食糧支援を即時開始するという声明を発表しました。
声明によりますと、北韓当局は今後3カ月間、37の市と郡で被害を受けた21万5000人を対象に食糧を供給することで世界食糧計画と合意したとしています。
北韓のメディアの報道によりますと、この夏の大雨で北韓では秋に収穫が見込まれていた稲やトウモロコシが11%減産することが予想されるなど農作物の収穫量が大幅に減少することが心配されるとしています。
世界食糧計画は、北韓に対する緊急食糧支援に600万ドルほどが必要とみており、「洪水で被害を受けた住民だけでなく、子どもや女性に向けた支援も必要だ」として、国際社会に支援を呼びかけています。
これまで世界食糧計画を通じて北韓への支援に応じた国は韓国が1970万ドル相当を支援したのをはじめ、ロシア(500万ドル)、スイス(430万ドル)、ドイツ(270万ドル)などです。
これに先立って、国際赤十字連盟は20日、緊急声明を出し、北韓の被災者に対して550万ドルの支援を行う方針を示し、国際社会にも協力を求めました。