中国の瀋陽で開かれている6カ国協議の非核化作業部会で北韓は16日、非核化に向けた次の段階の措置である核施設の無能力化の対象として、寧辺(ヨンビョン)の5000キロワット実験用黒鉛減速炉と、再処理施設の放射化学実験室をあげたことが明らかになりました。
そのうえで北韓は、寧辺の原子炉を無能力化するには、先に廃燃料棒8000本を取り出すことが必要なうえ、放射能汚染の問題もあるため放射化学実験室から無能力化するという立場を取っているということです。
作業部会に出席している各国代表は17日、2国間協議や全体会議を開くなどして北韓が示した核施設を無能力化する案について突っ込んだ話し合いを繰り広げていますが、関係者によりますと意見がまとまらなければ協議を18日まで一日延期することもあるということです。
また今度の非核化作業部会では、北韓が存在そのものを否定している高濃縮ウラン計画をどのように申告するかが焦点となっていますが、北韓次席代表の李根外務省アメリカ州局長は16日、「ウラン濃縮疑惑について解消する用意がある」と述べ、注目を集めています。しかし北韓は濃縮計画そのものを認める発言はしていません。