先月輸入したアメリカ産牛肉からBSEを引き起こす恐れのある大きな骨が発見されたことから、政府はこれを特定危険物質とみなし、アメリカ産牛肉の検疫を全面中断する措置を取りました。
農林部と国立獣医科学検疫院は2日、記者会見し、「先月29日にアメリカから輸入した牛肉18.7トン、1176箱分を検疫した結果、ひとつの箱から、BSEの特定危険物質であるSRMが含まれている可能性がある脊髄の骨20キロ分が発見された」として、1日からすべてのアメリカ産牛肉に対する検疫を中断するとともに、アメリカ政府に対して真相究明と再発防止措置を要求したことを明らかにしました。
SRMは、輸入衛生条件で、BSEの原因とされている変異たんぱく質が含まれている可能性が高い部位を意味します。
現在、韓国とアメリカとの間で合意されている輸入衛生条件では、牛の脳や内臓、脊髄などBSEの特定危険物質が検出された場合、韓国側は、輸入した牛肉の「一部返送」や「該当作業場の船積み中止」にとどまらず、輸入の全面中断措置を取れることになっています。
韓国は、BSEを理由に2003年末に輸入を中断していたアメリカ産牛肉を今年4月、およそ3年半ぶりに輸入を再開しましたが、両国が決めた輸入衛生条件に合わない肉が見つかったため6月に再び中断し、最近になって再開していました。