韓国映画界の巨匠、林権沢(イム・グォンテク)監督(71)の「千年鶴」が、来月29日から開かれる第64回ベネチア国際映画祭のノンコンペティション=非競争部門に出品されることになりました。
ベネチア国際映画祭の実行委員は26日ローマで記者会見を開き、映画祭で上映される作品のリストを発表しました。
今回の映画祭はコンペティション部門とノンコンペティション部門のほかに、新しい傾向の映画を鑑賞できる「オリゾンティ」、短編映画のコンペティション部門など4つの部門からなっています。
林権沢監督の「千年鶴」がノンコンペ部門に招待されたほか、ジョン・スイル監督の新作「黒い地の少女と」がオリゾンティ部門に、ジョン・ジェホン監督の「魚(Fish)」が短編映画のコンペティション部門に招待されています。
一方、林権沢監督の名前をつけた大学が誕生します。
これは、釜山の東西(トンソ)大学が26日、単科大学として「林権沢映画芸術大学」を新設すると明らかにしたもので、9月から2008年度の新入生の選抜を始めるとしています。
特定分野で卓越した業績を残した人物の名前をつけた大学は韓国では初めてとなります。