北韓が寧辺(ヨンビョン)の核施設の稼動を停止する見返りとしてアメリカに軽水炉を要求していたことが明らかになりました。
日本の読売新聞が11日、伝えたところによりますと、北韓は、6カ国協議のアメリカ首席代表であるヒル国務次官補が先月21日に北韓を訪問した際、こうした要求をしたということです。
これについてアメリカ国務省は、内部で北韓に対していかなる形でも核開発の能力を持たせるべきではないとする意見が強く、北韓への軽水炉の提供は、北韓が核施設一切を閉鎖し、核開発計画を完全に放棄した後で初めて検討できるという姿勢を示しました。
このため近く再開される見通しの6カ国協議で北韓が軽水炉の提供を要求してくれば、北韓の核放棄に向けた「次の段階」の措置についての協議は難航が避けられない見通しです。
一方、IAEA=国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は、12日、ソウルで記者会見し、「北韓が核を平和的に利用することが検証されれば、北韓に軽水炉を提供することはなんら問題にはならない」とする見解を示しました。