平壌入りしていた中国の楊潔篪(ヨウ・ケツチ)外相と3日、会談した北韓の金正日国防委員長が「韓半島情勢に緩和の兆しが現れている。6カ国協議の参加各国は、初期段階の措置を履行すべきだ」と述べたと、中国の新華社通信が報道しました。
それによりますと、金正日国防委員長は楊外相と会談した席で、今年2月の6カ国協議での合意に関して「各国は初期段階の措置を履行すべきだ」と述べ、核施設の稼動を停止する考えを示しました。
またこの席では、楊外相が、中国の胡錦涛国家主席のメッセージを口頭で伝えるとともに、北韓の核放棄を目指したおととし9月の6カ国協議の合意と、寧辺の核施設の稼動停止などを盛り込んだことし2月の合意を全面的に履行すべきだとの考えを示しました。
金正日国防委員長が中国の外相と会い、北韓の核問題と韓半島情勢について、比較的肯定的な視点で公に発言したのは、寧辺の核施設の稼動停止と6カ国協議の再開に向けた積極的な意思を遠まわしに示したものと見られています。
また金正日国防委員長は、「北韓と中国の友情は、両国の元老革命家が私たちに残してくれた貴重な遺産であり、このような遺産を後世に教え、友情をさらに強化すべきだ」と強調したということです。