北韓の核施設の稼動停止に向けて、北韓入りしていたIAEA=国際原子力機関の代表団は30日、経由地の北京に戻り、ハイノネン団長は、稼動停止の時期について、6カ国協議で決めるだろうと述べました。
ハイノネン団長は、空港で記者団に対し「次の段階は、6カ国協議の参加国が協議し、技術的な合意に達することだ。IAEAとしてできる役割はない」としたうえで、「われわれは北韓と寧辺の核施設の稼動停止を検証する方式で合意した」と述べました。
これについて北韓とIAEA=国際原子力機関は29日、寧辺の核施設の稼動を停止した際の検証と監視の方式に合意したとAP通信が報道しました。
北韓を訪問したIAEAのハイノネン実務代表団長は、28日から2日間、寧辺の核施設を視察した後、北韓当局と協議した結果、「核施設の稼動停止の検証・監視方式について基本的に意見が一致した。北韓との協議に満足する」と述べたということです。
しかしハイノネン団長は、寧辺の核施設の稼動停止の時期については「6カ国協議で決める問題で、その決定に合わせてわれわれも準備する。今後1週間以内にIAEA理事会に北韓訪問の結果を報告する」と述べました。
これに先立ってハイノネン団長は寧辺の核施設を視察した後、平壌に帰ってきて記者団に対して「寧辺では出力5000キロワットの黒鉛減速型の実験用原子炉が稼動中だったが、稼動停止の時期は6カ国協議で決める問題だ。2月の6カ国協議の合意にもとづいて稼動停止する核関連施設は合わせて5カ所となる。今回、見たいところはすべて見ることができ、視察には満足している」と述べました。
IAEA関係者によりますと、IAEAの理事会は7月9日に開かれ、北韓への査察団の派遣を承認する運びになっているということです。