北韓の核施設の稼働停止など初期段階の措置を履行する手順について話し合うIAEA=国際原子力機関の実務代表団の団長を務めるハイノネン事務次長が25日、北韓訪問に先立って経由地の北京に到着しました。
ハイノネン事務次長は26日から30日まで北韓にとどまり、初期段階の措置の履行に向けて、国際原子力機関による監視や検証などの手順について北韓の関係者と話し合う予定です。
こうした動きを受けて、6カ国協議の韓国首席代表を務める千英宇韓半島平和交渉本部長は27日にアメリカを訪れ、ヒル国務次官補と北韓の初期段階の措置の履行や、その後の核施設の無能力化に至るまでの過程について協議する予定です。
これとは別に、大統領府青瓦台の白鍾天(ペク・ジョンチョン)安保室長は27日からロシアと中国を相次いで訪問し、北韓の核問題の早期解決について協議する予定です。
白鍾天安保室長は、マカオの銀行に凍結されていた北韓関連資金の問題が解決した後、北韓のアメリカに対する姿勢が肯定的に変わったと指摘し、IAEAの実務代表団の北韓訪問が終わった後、6月末か7月初めにも6カ国協議の首席代表による会合が開かれるだろうと語りました。
一方、韓国政府は、初期段階の措置の履行に向けて関係国が本格的に動き出していることを受けて、今週中に北韓に対して重油5万トンを提供する準備を始めることにしています。
政府の関係者は、重油をいつ提供するか具体的な日程はまだ決まっていないが、IAEA=国際原子力機関の実務代表団が北韓入りするなど、北韓が初期段階の措置の履行に向けて動いているので、重油をいつでも提供できるよう準備していおく必要があると語りました。