北韓の金桂寛外務次官の招待で北韓を訪れた6カ国協議のアメリカ代表のヒル国務次官補は、22日、平壌からソウル入りし、韓国代表の千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島平和交渉本部長と会談した後、記者会見し、「2月の6カ国協議で合意した核施設の稼動停止などを履行するとした北韓の意志を改めて確認した」と、北韓訪問の成果を発表しました。
ヒル次官補はこの中で「6カ国協議は北韓の非核化という本来の目的に戻る時期を迎えた。北韓との間で6カ国協議の首席代表会談を早期に行うことで認識をともにした」と述べました。
ヒル次官補はまた北韓訪問の目的について「北韓の金桂寛外務次官の招待に応じて、6カ国協議を持続させるために協議を行った。6カ国の外相会談が行われれば、ライス国務長官が北韓の朴義春外相とも会うことになるだろう」と述べましたが、今回の訪問で自らは金正日国防委員長には会っていないとしました。
ヒル次官補はさらに「北韓と高濃縮ウランについて協議したか」という記者団の質問に「北韓側とすべての核開発計画について包括的なリストを作成する必要性について話し合ったが、具体的には触れなかった」と述べました。
一方、記者会見に同席した千英宇本部長は、「北韓が非核化する過程で必要な見返りの費用を他の5カ国がそれぞれ分担する原則は作られている。北韓が核施設の稼動停止を履行した際に重油5万トンを提供し、すべての核施設の無能力化が実現できた時までに、さらに95万トンを提供することになっている。5カ国が担当する経済・エネルギー・人道支援が遅れて、6カ国協議の合意内容の実現を妨げてはならない」と強調しました。