2000年6月の南北首脳会談を記念して15日、北韓の平壌で開かれることになっていた南北共同の記念式典は、北韓に強硬な姿勢をとっているハンナラ党の議員が貴賓席に入るのを北韓が拒否したことから、すべて中止され、韓国の取材陣による韓国への記事や映像の配信もできませんでした。
平壌では7年前の2000年に初めて南北首脳会談が開かれたことを記念して、韓国から民間の代表団280人など合わせて730人が参加して南北共同行事が14日から始まり、ちょうど7年前に南北共同宣言が発表された15日には人民文化宮殿で記念式典が開かれる予定でした。
しかし北韓は式典の開始直前になって、ハンナラ党のパク・ゲドン議員を壇上の貴賓席に迎えることを拒否しました。これに対して韓国側は、議員の貴賓席入りは事前の実務協議で合意しており、特定の政党を排除する記念式典には出席できないとして、事態打開に向けて協議しましたが、合意できず、結局、15日のすべての行事は中止されました。
北韓はまた韓国の共同取材陣が使用する取材車両の提供を中止した上、取材陣が記事や映像を韓国に送ることが7時間にわたってできませんでした。
さらに北韓は、14日の晩さん会で韓国側の代表が「2回目の南北首脳会談の開催を希望する」と述べた映像を送信をしないよう求め、この映像の送信を妨害しました。
南北は、先月、南北を結ぶ鉄道の試運転を行うなど融和ムードに包まれていましたが、その後、韓国政府が北韓の核問題の解決が遅れている北韓へのコメ支援を留保すると発表したことから、先の南北閣僚級会談が成果なく終了するなどぎくしゃくした関係が続いています。