今年で44回目を迎えた韓国のアカデミー賞「大鐘賞」の授賞式が8日夜、ソウルの世宗文化会館で行われ、キム・テヨン監督の「家族の誕生」が最高作品賞やシナリオ賞を受賞しました。
映画「家族の誕生」は、血縁と関係がない多様な人間関係の中で結ばれる『家族』の意味を描いた作品で、関係者の間では高い評価を得たものの興行的には不振に終わりました。
史上最多の12部門にノミネートされた映画「美女はつらいよ」は、キム・アジュンさんが主演女優賞を獲得したほか、音楽賞、撮影賞の3部門の受賞にとどまりました。
また観客動員1,300万人という興行成績を記録した映画「グエムル~漢江の怪物」は、監督賞と編集賞の2部門を受賞しました。
主演男優賞は、映画「ラジオスター」のアン・ソンギさんが獲得しました。
一方、今年のカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンさんには特別賞が贈られました。