2014年の冬のオリンピック誘致に名乗りを上げている3つの都市について、IOC=国際オリンピック委員会の実地調査団がまとめた報告書がIOCのホームページに公開され、平昌がいずれの部門でも最高点(Exellent)を受けました。
2014年の冬のオリンピックには韓国の平昌、オーストリアのザルツブルク、そしてロシアのソチの3都市が名乗りを上げており、このほど、IOCの委員による実地調査が行われ、宿泊施設や交通アクセスのほか、財政基盤、安全性など19項目にわたって評価されました。
4日、IOCのホームページに公開された報告書によりますと、平昌とザルツブルクは最高(Exellent)と評価されたのに対して、ロシアのソチは良好(very good)の評価にとどまっています。
また報告書はアジアで冬のスポーツを拡大し、韓半島の平和促進という目的からみると、平昌が優れているとつけ加えています。
また3都市の住民を対象にIOCが行ったオリンピック誘致についての支持率でも、平昌の住民は「オリンピック誘致に賛成」が91%だったのに対し、ザルツブルクの住民は「オリンピック誘致に賛成」が42%で、「オリンピック誘致に反対」が27%に上っています。
2014年冬のオリンピックの開催都市は来月4日、グアテマラで開かれるIOC総会で決まる予定です。