ソウルで開かれている南北閣僚級会談は、1日、最終日を迎えましたが、核放棄に向けた措置が履行されていない中でのコメ支援に難色を示す韓国側と、これに強く反発する北韓側との対立が解消されておらず、合意文を取りまとめることもできないまま、決裂する可能性が出てきました。
こうした中で、統一部の李在禎(イ・ジェジョン)長官が非公開に大統領府・青瓦台を訪問し、盧武鉉大統領と面談していたことが分かりました。
李在禎長官は会談3日目の31日、午前中に青瓦台を訪れ10分間余り盧大統領と面談したということです。
この面談は30日遅くに李長官から要請があって行われたと伝えられており、統一部では、南北閣僚級会談のこれまでの進行状況について報告したと説明しています。
しかし、会談の状況は通常書面で報告されるため、会談の首席代表である統一部長官が会期中に大統領と直接会うのは極めて異例のことで、注目が集まっています。
一方、北韓通で知られるチャン・ソンミン前議員は、南北閣僚級会談の北韓代表がコメ支援の問題で、北韓内部でかなり追い詰められていると述べました。
チャン前議員は連合ニュースとの電話で、中国の消息筋の話を引用して、「北韓は、韓国からコメ支援を受ける約束で南北縦断鉄道の試運転で軍事保障措置を取ったのに、コメ支援が行われないので反発している」と話しました。
韓国政府は先月の南北経済協力推進委員会で、北韓に対してコメ40万トンを5月末に支援することで合意しましたが、核放棄に向けた措置が履行されていない中でコメ支援を行うことはできないという立場をとっています。