文化
童話作家のクォン・ジョンセンさん 「印税は子どもたちのために」と遺言
Write: 2007-05-19 14:57:28 / Update: 0000-00-00 00:00:00
「イヌの糞」や「モンシル姉ちゃん」など韓国の子どもに愛されている童話の作家、クォン・ジョンセンさん(70)が17日、慢性心不全などで亡くなりましたが、クォン・ジョンセンさんは印税を北韓やアジア・アフリカの恵まれない子どものために
使うようにという遺言を残していることが分かりました。
クォン・ジョンセンさんは1969年に童話「イヌの糞」で作家としてデビューしました。
これまでの100あまりの作品は、すべてを暖かい心で包容すべきだというテーマを書き続け、「犬の糞」のほかに「モンシル姉ちゃん」や「りんご果樹園のお月さま」、「猿の花靴」など多数のロング・ベストセラーを残しました。
生前は、各種の文学賞も受賞を断り、印税などの多額の財産はほとんど慈善団体に寄付したことで有名で、慶尚北道安東市の小屋で質素にひとり暮らしをしていました。
公開された遺言は、「印税は子どもたちがいたからこそ生まれたものなので、子どもたちにお返しする。北韓やアジア・アフリカの恵まれない子どものために使ってほしい。住んでいた小屋もなくし自然に戻してほしい。記念行事などはしないでほしい」と書かれており、クォン・ジョンセンさんは死んだ後も人々の心にさわやかな感動を与えました。
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