ロンドンを訪れている権五奎(クォン・オギュ)経済担当副総理は、韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定の再交渉に関連し、「韓国のさらなる譲歩を前提として交渉をやり直すのはむずかしい」と述べました。
権五奎経済担当副総理は、韓国経済説明会に出席するためにロンドンを訪れたもので、説明会に先立って、イギリスの日刊紙、フィナンシャル・タイムズに対して「韓米FTAの交渉をやり直そうというアメリカからの要請はないが、韓国のさらなる譲歩のための再交渉は、両国のバランスを崩すことになるので、むずかしいだろう」という考えを示しました。
権五奎副総理のこうした発言は、韓国とアメリカの利益のバランスがとれれば、再交渉もありうることを示唆したものとして、注目されています。
一方、韓米FTA交渉の韓国側の金宗壎(キム・ジョンフン)首席代表は18日、「アメリカが韓米FTAの再交渉を一方的に要求してくるなら、決して受け入れられないというのが政府の基本的な立場だ」とした上で、「アメリカが正式に要求してきた場合、内容が両国にともに利益になる可能性があるなら、綿密に検討したい」と述べ、韓米FTAの再交渉の可能性を示唆しました。
アメリカでは、政府が外国と結んだ通商協定に対して、議会が修正を求めない貿易促進権限が6月末で終了しますが、議会が延長に反対しているため、アメリカ政府が新しい通商政策にもとづいて先に妥結した韓米FTAの再交渉を求めてくる可能性が高いとみられています。