韓国と北韓を結ぶ南北縦断鉄道の京義(キョンウィ)線と東海(トンヘ)線で17日、列車の試運転が分断後およそ半世紀ぶりに軍事境界線を越えて行われました。
試運転は、京義線では、韓国側の汶山(ムンサン)駅と北韓側の開城駅を結ぶ27.3キロで、東海線では、北韓側の金剛山駅と韓国側のチェジン駅を結ぶ25.5キロ区間で行われ、2本の列車は、午前11時半すぎに出発しました。
これに先立って、列車が出発する京義線の韓国側の汶山駅と、東海線の北韓側の金剛山駅で、それぞれ記念式典が行われました。
このうち汶山駅の記念式典は、午前10時過ぎ、北韓のクォン・ホウン内閣参事ら50人が南北出入事務所を通って韓国側に到着し、韓国から李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官ら100人が出席して行われました。
李在禎統一部長官はあいさつの中で、「韓半島を一つにつなぐ総合物流網を作って、南北経済の均衡的な発展に寄与し、恒久的な平和体制を作っていこう」と呼びかけました。
また、北韓のクォン・ホウン内閣参事は「南北を結ぶ列車は民族の願いを抱いて、統一に向けて走るだろう。しかし今もわれわれの民族の和解を望んでいない内外の分裂主義勢力の挑戦が続いている。こういうときこそ、われわれはさらに団結し、脱線したり迷ったりせず、民族協調という軌道に沿って走らなければならない」と述べました。
韓国側の100人と北韓側の50人が乗り込んだ試運転の列車は、午前11時半過ぎ、汶山駅を出発し、途中のトラサン駅で韓国側の税関と通行検査を受け、軍事境界線を越えて今度は北韓側の板門駅で税関検査を受けて午後1時に開城駅に到着する予定です。