北韓の核問題をめぐる6カ国協議の議長国をつとめる中国が、マカオの銀行、バンコ・デルタ・アジアに凍結されている北韓関連資金の問題が解決しない限り、6カ国協議を再開するのはむずかしいという見解を示しました。
複数の外交消息筋によりますと、外交通商部で北韓の核問題を担当している林聖男(イム・ソンナム)外交企画団長が19日に北京を訪れて中国側と6カ国協議の懸案について話し合った場で、中国外交部の関係者がこうした考えを明らかにしたということです。
このため、北韓の資金問題のきちんとした解決策が出ない限り、6カ国協議が長期にわたり空転するのではないかという見方も関係者の間で出ています。
一方、アメリカ国務省で東アジア太平洋担当諮問官をつとめたデビッド・アッシャー氏は20日、RFA=自由アジア放送とのインタビューで、「北韓が国際金融体制に自由に接近するためには、違法行為を完全に中断すべきだ」と述べるとともに、「北韓は、マカオの銀行に凍結されている資金にこれからも、いや永遠に接近できなくなるかもしれない」という見解を示しました。
一方、北韓の資金問題の解決が遅れていることで、韓国は、北韓に対する重油の提供ができず、数十億ウォンの損失が発生しました。
統一部の関係者によりますと、先の6カ国協議の合意にもとづき、韓国が北韓に重油を提供するために精油会社と結んでいた契約が20日に満了となり、韓国は重油保管料などでおよそ36億ウォンの損失をこうむることになりそうだということです。